梅田からの終電は0:10だけど、急げば北新地から0:16の電車で帰れる。という今日得た学び。
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冬になればなるほど逆に音楽に心を動かされたくないという気持ちが強くなって、聴ける曲が減っていってしまう。
昔から恋愛系の曲が全く聴けない。歌詞に自らを投影できないから。恋愛・失恋ソングの歌詞を読んでも「そのアーティストの話」としか思えず、詩として頭に入ってこない。なんで曲でまで人の話聞かなあかんねんみたいな気持ちになる。
昔から西野カナが苦手で、西野カナ全盛期だった小学生の頃はそれなりに苦しんだ記憶がある。トリセツとキスマイ(か忘れたけどジャニーズではあった)が永遠にリピートされている修学旅行のバスに気を狂わされ、ずっと叫んでいた。「なんてワガママな女なんだ」と、ジジイみたいなことを思っていた。
最近はもっぱら椎名林檎の「ちりぬるを」を聴いている。Spotify曰く今年1番聴いた曲だった。タイトルが好きじゃない。
詩がいい。親しい人間の死というものに対してここまで実直な歌詞が書けるのはすごい。言い方は悪いけど、本当ならもっと浸ってしまいそうな気がする。
この歳になって未だ身内の不幸を経験したことがないのは、幸か不幸か分からない。恐らく1番近いであろう祖母の死を受け入れられるか分からなくて、前借りとばかりにこの曲の詩を読んで勝手にしんどくなる。
マジでそんなことはないけど、年末になると「もう長くないな」と思う時がある。しきりに景色や声や顔を頭に閉じ込めたくなって、友達の目をよく見たりするようになる。意味なし。